・注目したい「がん予防効果」
「味噌三礎」という言葉をご存じですか。
味噌には「味のもと」「命のもと」「美のもと」が
含まれているという意味です。
「味噌汁一杯三里の力」などのことわざもあり、
味噌は「医者要らず」と讃えられています。
実際、味噌にはどんな健康効果があるのでしょう。
味噌の主原料である大豆は「畑の肉」と言われているように、
良質のタンパク質をはじめ、
ビタミンE、サポニン(渋みの成分)、食物繊維など、
多くの有効成分を含んでいます。
その大豆に麹(こうじ)を加えて発酵させた味噌は、
アミノ酸やビタミンB2、B12などがプラスされ、
栄養価の面で一層、パワーアップしているのです。
効用としてまず注目したいのが、胃がん予防です。
味噌汁を飲む頻度が高いほど、
胃がんによる死亡率が低いというデータも発表されています。
特に、男性では味噌汁を全く飲まない人より、
毎日飲む人のほうが胃がんによる死亡率が
約2/3に減少したという報告もあります。
(国立がんセンター研究所・平山雄博士の発表より)
しかも、肝臓がんや乳がん予防、
また、胃粘膜を守ることから胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍を
防ぐ効果も実験により明らかになっているそうです。
・頭脳いきいき「健脳食」
大豆に含まれるサポニンやレシチン(脂質に一種)は
脳梗塞や心筋梗塞の原因となるコレステロールを抑制し、
さらにビタミンB12によって疲労回復を促したり、
他にも老化防止、美肌効果、整腸作用など
実に多くの働きが期待できます。
また、味噌は「健脳食」と言われるとおり、
豊富なタンパク質とビタミンB群が脳の新陳代謝を促進、
同時に味噌のレシチンは脳の神経伝達を促進する
コリンとアセチルコリンも豊富に備えています。
まさしく、味噌は子供からお年寄りまで、
家族の健康を守るスーパーヒーローなのです。
・「高血圧を招く」は誤解
「味噌は塩分が気になる」という人もいるでしょう。
でも大丈夫。
広島大学名誉教授・渡邊敦光さんの発表によれば、
味噌による塩分摂取と食塩の単独摂取を比較すると、
味噌に含まれる塩分は胃ガンの促進や高血圧との
直接の関わりは薄いという実験結果が得られたのです。
ただし、市販のだしの素で味噌汁を作る場合は
だしの素自体に塩分が含まれているので注意が必要です。
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